女性・家族・社会・文化 互いに学び、平和と発展に協力する国際NGO

パシイワと国連

パシイワは1928年に、国連は1945年に、それぞれ第一次、第二次世界大戦の惨害を乗り越えて平和な世界を創るという目的のもとに誕生しました。国際パシイワ(Pan Pacific and South-East Asia Women’s Association)は汎太平洋東南アジアの18の国と地域からなるNGO(民間団体)、一方国連は公式名のUnited Nations が示すように国家の集まりで、現在加盟国は193か国です。


国連とNGOの関係は、時代の流れとともに大きく変貌しました。国連憲章は経済社会理事会(ECOSOC)と一定の要件を満たすNGOとの間に協議制度を定めています。パシイワは1952年に協議資格を認められました。その目的は、NGOから専門的知識や草の根の情報を得て国連の政策に反映することであり、NGOは4年ごとにECOSOCに活動報告をする義務があります。そのために役立っているのが、パシイワ国際会議で発表される各国の会長によるカントリーレポートです。その他に一部のNGOに国連との間のハイレベル・トークがオファーされることがありますが、2021年7月、Akari国際パシイワ副会長がこの対話に参加しました。


またパシイワはNYにあるECOSOCの補助機関の「女性の地位委員会」(CSW)に代表を送り、書面による声明を提出することができます。それだけではなく国際パシイワは、ジュネーヴ支部、ウイーン支部、バンコクの国連アジア太平洋経済社会理事会(ESCAP)等のもとにあるいくつかの国連NGO Committee(人身売買撲滅委員会、子ども権利委員会、メンタルヘルス委員会など)に代表を派遣しています。国際会議での各代表の報告は、会員を広く世界の人権問題につなげます。


NGOは現在その数は世界で5,000を超え、国際社会で果たす役割はますます大きくなっています。CoNGO(Confrence of NGOs 通称コンゴ)は、国連でのグローバルな問題の討議にNGOが参加できるように働きかけるなど、国連とNGOとのよりポジティブな関係を促進することを目的とする国際NGOです。パシイワは、その副会長と共同代表を務めており
、まさにUnited Nationsと世界中のNGOを結ぶコアの役割を担っています。